補助金コラム
2024-11-18
【補助金コラム】設備更新補助金で事前の省エネ診断が条件の補助金が増えてきた理由?
今年から補助金を申請する前に、省エネ診断が必要な補助金が増えてきました。
来年の政府予算案でも、省エネ診断事業の額が増えているので、省エネ・脱炭素の設備更新では
今年よりもさらに省エネ診断を受けていないと申請出来ない補助金が増える事が予測されます。
省エネの度合いは別として、古い機種から新しい機種へ入れ替えれば、ほぼ電気代は安くなるのに
なぜ省エネ診断が必須補助金が増えているのかと、少し理由を考えてみました。
➀設備更新の範囲は広く、エアコン等なら馴染み深いが、発熱・発電コージェネやボイラー等は
専門知識が必要になる事も多く、人員確保等事務局運用が大変な為
➁省エネ推進の為、早めに更新してほしいので、壊れてから補助金申請して更新ではなく
補助金をエサに、壊れる前に計画的に設備更新をしてほしい為
二酸化炭素排出量の削減を世界に約束してしまっているので、発電で発生する二酸化炭素を早く減らしたいので
政府も焦ってます。
③不正防止の為
診断機関が先に診断訪問する事で、いろいろな不正受給を抑制する為
…既に更新している機器を入れ替えた体で申請する不正受給や、
壊れている機器を正常な機器と偽って申請するなど
④事務局へのクレーム抑制の為
補助金は、申請してから、実際に設備更新が出来るまでに手続きの為時間がかかる為、
壊れそうだから更新したい等の場合、事業者が急いでいるので事務局へ、
申請したが未だか?細かい事言わずに早く通してくれ等の焦った問い合わせが増えます。
問合せに対応する窓口の方も、焦った問い合わせが多いと大変ですし、カスハラ等も有るかも
しれません。 計画をしている場合は、そこまで慌てた問合せは少ないでしょうね。
⑤事務局の処理をスムーズにできるようにする為
壊れた時にタイミングが合って急いで補助金申請をするケースも有ると思いますが、
急いでいるので、申請書類の不足・不備も多く発生しやすいでしょうし、資料はそろっているが
整っていないからチェックが大変等も有るかもしれません。
計画的に準備している場合、資料の不備も少なく揃っている事が多いので、事務局の審査等の
手続きもスムースに進める事が出来るでしょう。
といろいろ想像してみたのですが、だいたい事務局側がやりやすくするための一言になってしまう
感じですね。
省エネ診断が必要な補助金は、省エネ診断を必要でない補助金より、補助率や補助額が
充実している場合が多いですし、診断費用も1~2万円前後なので、診断を受けておけば、慌てる
事も少ないでしょう。
省エネ診断の期限が1月まで(診断・報告も1月に終わっている必要あり)なので、気になる方は
急ぎお問い合わせください。